2014年06月07日

ジャイアントキリングを起こす19の方法

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ジャイアントキリングを起こす19の方法
岩本 義弘 田中 滋 岡田 康宏 是永 大輔 川端 暁彦 土屋 雅史 北 健一郎 中林良輔
東邦出版 2010-12-18
売り上げランキング : 88473
評価

by G-Tools , 2014/06/07


てっきり戦術論的な話の本と思いきや全然違った。

週刊モーニングで連載されている人気サッカー漫画『ジャイアントキリング』というのがあるんですが、監督同士の駆け引きや戦術、クラブスタッフやサポーターの描写、GMの苦悩などサッカー文化全体をリアルに描いたもので、サッカーメディアに関わる各ライターさんが、この漫画を通して実際に現実で行われているサッカー文化を語るという特殊な本です。

『ジャイアントキリング』を読んでいないと、ちょっとわかりづらい部分があるかもしれないが、知らなくても読める。

ちなみに『ジャイアントキリング』私はTV放送のアニメ版を途中まで観ました。

凄く気になったのは

フリーライターの1本あたりの原稿単価は、スポーツ総合誌だと1ページ3〜4万円、サッカー専門誌では1ページ1〜2万円が大体の相場と言われている。 たとえば、2ページ(見開き)の記事を書いたとしたら、スポーツ総合誌では8万円ぐらい、サッカー専門誌ではその半分ぐらいがもらえる原稿料ということになる。これがインターネットや携帯サイトになると単価はまた落ちる。


『Number』あたりの有名誌に掲載できるライターさんは別として、基本的にサッカーライターさんは薄利多売の世界なんですね。

Webスポルティーバに毎度適当な記事を書きたくなる某ライターさんの気持ちもわからなくはないです(嘘)。

あとはスカウトの話ですね。

スカウトといっても、現在の日本のトレセン制度では優秀な人材は既にピックアップされており人材発掘という仕事よりもコネ優先。発掘されないまま埋もれていった人材は少なくないのではないか?というお話。

例えば、本田圭佑。

G大阪ジュニアユース時代、家長の陰に隠れて左サイドバックなんかをやっていた。星陵高校卒業後も争奪戦が起こったわけでもなく、マリノスの練習に参加してきた本田を見た当時の監督岡田武史監督から「スピードがない」「運動量がない」と判断されている。

後に南アフリカで岡ちゃんを救うことになるとは何とも皮肉です。

その他にも、大学生になっても花咲かず、たまたまコネで川崎フロンターレの練習に参加した中村憲剛。
愛媛FCユースに選ばれず、東福岡高校でもぱっとせず、推薦入学の明治大学でも怪我をしてしまい応援団で太鼓叩いていた長友佑都。JFLソニー仙台内定から急遽札幌への入団が決まった今野泰幸など、埋もれていた人材は多い。

しかし、札幌のスカウトが岡ちゃんに推薦って書いてたけど認識が違うなぁ。

「Number」を読んだ記憶では、JFLソニー仙台に入団が内定していた今野をJFLでやるのはもったいないから見てくれと、ソニー仙台の監督が親交のあった岡田武史に提言し、札幌の練習に参加させて岡ちゃんが獲得を決めた、って話しだと思ってたけど。

それはともかく、やがて日本代表クラスになるサッカー選手が、若いときに埋もれているってことが問題。
遅咲きが多すぎないか?という点。

岡ちゃんは今野の才能を見抜いたけど、本田には気づけなかった。ちなみに現コンサドーレ札幌社長:野々村も今野が日本代表にまでなるなんて当時はちっとも思ってなかったそうです。

もしかしたら、発掘されなかった優秀な人材ってかなりいるのかもしれないなぁ。

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posted by dekasan at 09:55| Comment(0) | サッカー本レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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