2014年04月17日

サムライブルーの料理人

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サムライブルーの料理人 ─ サッカー日本代表専属シェフの戦い
西 芳照
白水社 2011-05-06
売り上げランキング : 194333
評価

by G-Tools , 2014/04/17


著者の西芳照さんは、ジーコJAPANから現在に至るまで日本代表専属料理人として、アジアカップやW杯などの遠征期間中、日本代表の食事を作っている。

彼はアディダス社から支給された24の数字が印字されたフードコートを着て厨房に立っている。

[内容]
・調理を行うのは西さん一人ではなく、滞在するホテルの現地スタッフと一緒に調理する。
 その為、調理の方法など、やり方が現地スタッフとは異なる場合が多いが、徹底した衛生管理のもとで調理を行うよう指導している。
・日本からも食料を運ぶが、限度があるので、足りない分は現地調達。現地の日本法人や日本料理店などから調達している。
・衛生管理はハサップという管理手法に従って、現地スタッフにも遵守してもらう。
・水にはとにかく気をつける。野菜はミネラルウォーターで洗いなおす。現地で仕入れた豆腐も、一度熱を通してから、再び冷やす。
冷やしうどんを作る際にも、乾麺を茹でて、ペットボトルを凍らせて冷やす。生めんや氷は使わない。
・目の前で、パスタを茹でたり、肉を焼くライブクッキングを導入した。
・選手が望む食事は食べなれた日本食。
・遠征期間中の睡眠時間は平均5時間。だが日本サッカー協会のスタッフはほぼ不眠。
・イングランドのスタッフは日本の倍以上の人数がいる。
・南アフリカでは滞在するホテルスタッフや従業員にもラーメンが大人気。南アフリカでラーメン屋をやると儲かるかも?
・南アフリカでの高地順化対策のための「鉄分補充」「糖質補充」「抗酸化物質の採取」する食事を作った。
・南アフリカでの持参した食料は同じく「ベスト4」分だった。

中村俊輔選手などは遠征期間中は「食事しか楽しみがない」というくらいだから、それだけ料理には気を使っているのがよくわかる。やはり現地の見知らぬ料理を出しても、食べなれないものを食べて体調を壊すのが嫌だから、いつも食べなれている日本食が好まれるようだ。

安全な食材を確保し、試合前後でメニューのバランスを調整し、しかも同じメニューが続いて飽きさせないよう工夫をこらし、選手の好みにもあわせる。それを言葉の通じない現地スタッフに指示して行うのだから、やはり彼も24番目の登録選手として厨房で戦っていたのだ。

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サムライブルーの料理人 ─ サッカー日本代表専属シェフの戦い
posted by dekasan at 21:52| Comment(0) | サッカー本レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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